冬キャンは寒い。虫がいないから夏より冬の方がいいって思うんだけど、虫も寒くて寝てる中、わざわざ寒いところに来ているんだから当たり前なんだけど。それでも、少しでも快適に過ごすための工夫はしてみたい。
そこで、今回はちょっとした思いつきでやってみた(失敗談)です。
(この記事は、2020年1月にblog.palette-works.comに記載したものを加筆修正したものです)
パンダVCの暖房器具を考える
パンダVCはソロで使うにはちょうどいいサイズ感ですが、暖房器具を入れようと思うと少々狭い。幕が近い(低い)ので、燃えてしまうのでは?という不安があります。
スカートもなく、下がスッカスカなので、ストーブを使っても一酸化炭素中毒の心配はあまりなさそうです。(あくまでも自己責任で)
薪ストーブか石油ストーブか
手っ取り早いのは石油ストーブですね。友達が使ってたトヨトミのレインボーが正直羨ましいのですが、一緒に行くことも多いので、同じのはちょっと・・・。
トヨトミに勝つには(?)アラジンブルーフレームか?とも思ったけど、高いしデカいしということで却下。CB缶のアラジンもあるので、ちょっと悩みましたが、燃費が悪いのと火力が弱いというレビューが多くこちらも却下。デザインは最高にかわいいんだけど。
なぜか、同じスペックなのに、こっちが1万円高いのは何でですか?ちょっとオシャレだからでしょうか?
サウナストーンストーブの開発
火事の心配もなく、一酸化炭素中毒の心配もない、新しい暖房の開発をしようと調べ始めました。寝ている間中あったかくなくて良いので、「余熱」式の暖房ができればいいなと。
蓄熱効果の高い石を温めてテント内に置いておくと、サウナのように遠赤外線で暖かいのでは?と思い、ネットでサウナストーンを調べてみたけど、まぁまぁ高い。
20Kg単位とかで、27,000円とか。研究費としてはちょっと躊躇する金額です。
河原の石で試してみた
写真をみていただければお分かりいただけると思いますが、一面の雪です。当然、河原の石も濡れている状態です。まぁ、じっくり焼けば乾くだろうと安易に考えていますが、それがそんなに甘くなかったです。
中々熱せられないだけでなく、水分が多いので、ハゼたりするのでちょっと危険な感じです。2時間ぐらい焚き火で炙ってましたが、それほど熱くならなかったので諦めました。
さすがに現地調達を前提いするのは良くないですね。
やっぱり薪ストーブ
ということで、薪ストーブとして比較的小さなサイズ展開のある、ウッドストーブsを物色しに、いつものワイルドワンにやってきました。
パンダVCといい、ウッドストーブといい、ワイルドワンに掌で踊らされているようです。。。
小さなストーブを求めて買いに来たんですが、ウッドストーブsのあまりの小ささにびっくり。聞いてたけど、予想の半分ぐらいの大きさ。
写真は、左からL,M,Sの順です。
Mサイズがいいかなぁと思いながら、今回は購入せずに帰宅。sは奥行きが短いので、市販の薪が入らないようです。
ウッドストーブsになりました
翌週、Mを買おうと思ってワイルドワンに来たのですが、残念ながら売り切れてました。LかSの選択だったけど、Sにしました。
最初は油が燃える匂いがするらしいので、外で火入れ。やっぱり、市販の薪は入らないので切る必要があります。斧で細くしてから折ってもいいかと思ってましたが、かなり細くしないと折れないし、細くすると燃え尽きるのが早く、なかなか思い通りにはいかないものです。
パンダVCにはちょうどいいサイズ
火入れも終わったので、パンダVCにインストール。
ウッドストーブsとコットとロースタイルのチェアを入れてちょうどいいサイズです。コットに座ると、幕が頭に当たる感じなので、二人で入るのは少し厳しい感じですね。ウッドストーブを入れた状態で二人で寝るのは狭いだけでなく、寝返りなどでストーブに触れるぐらいの距離感になるのでオススメできません。
後ろから煙突
後ろから見た感じ。隣はサーカスTCです。
煙突の長さがパンダの高さとほぼ同じぐらいです。サーカスに入れる場合は、もう少し長い方がいいかなと思うので、Sにして煙突を追加するよりも、最初から少し煙突が長いMかLにするのがオススメです。
ウッドストーブの感想
やっぱり懸念したとおり、市販の薪がそのまま入らないのは欠点ですね。自分で薪を作る人であれば問題ないのですが、一般的に売っているのは30センチをちょっと超えるぐらいのサイズです。ウッドストーブの説明では30センチまでの薪が入ると書いていますが、30センチ未満と考えた方がいいでしょう。
暖房能力は、大きさの割には暖かいという感じです。薪を多めに焚べて、ダンパーと空気孔を前回にすれば熱量が上がりますが、煙突が真っ赤になるので、ちょっと怖いです。
ストーブの中に薪を詰め込んで無くなるまでの間がおよそ30分ぐらい(体感)ですので、ストーブの前に座って時々薪を焚べながら過ごすという使い方が良さそうです。
火が消えても暫くは暖かいので、沸かしたお湯で湯たんぽを入れて、薪を多めに焚べてダンパーと空気孔をギリギリまで閉めて寝ると暫くテント内が保温されるようです。
ただ、くれぐれも一酸化炭素中毒に注意して、テント内での利用は自己責任にしてください。
湯たんぽがわりの水筒
真空ではないステンレスボトルを直火で温めて湯たんぽ代わりにします。
このままでは、ススがつくので、100均の靴下に入れて使っています。夜に喉が乾いたときに、この水筒からお湯が飲めるので気に入っています。オススメです。