2010年に購入したbd-1をドロップハンドルにしてみました。
前々からドロップハンドル化には興味があったのですが、ドロップハンドル化と言っても、単純にハンドルを変えるだけでは済みません。ブレーキとシフトが一体化したSTIレバーになりますし、ちょっといいやつ(Tiagraとか)にすると、10速にしないとだし。それならクランクも変えたいし、BBもホローテックにして・・・。ってキリないやん。ということで暫く手を出していませんでした。
実は、ちょっといいグレードに拘っていたのは、触角ワイヤーのようにごちゃごちゃするのがイヤだったのですが、最近はclarisグレードでもワイヤーを内包できるようになったと聞いてドロップ化に挑みました。
ちなみに、僕のbd-1は8速仕様です。
フラットバーのbd-1
ノーマル状態のbd-1。フラットバーが疲れるのでバーエンドを付けようかと思ったのですが、ドロップハンドルにしてみることにしました。
用意したもの
ドロップハンドルとSTIレバーとミニVブレーキ。ドロップハンドルにするとブレーキもSTIにする必要があります。STIは通常のブレーキよりもワイヤーの引きが短いので、ミニVブレーキにする必要があります。本当は、ディスクブレーキやキャリパーブレーキにしたいのですが、僕のbd-1には付けられません。
ミニVブレーキとSTIの組み合わせはメーカーも推奨していないようなので自己責任でお願いします。SHIMANOからは、BR-R353という型番で販売しています。
なお、ドロップハンドルは、DIXNAのクロスバンディー26をチョイス。バークランプ径が26.0mmなのでbd-1にそのまま付けられます。かなりコンパクトですが、グラベルのように末広がりになっていてかっこいい。
STIレバーはClarisをチョイス。ST-2000 左右セットです。フロント2速ですが、bd-1はフロントシングルなのでブラブラしてます。フロントシングルもあるGRXも考えたのですが、何か違うような気がしたのでClarisに落ち着きました。
後で買い足したもの
Clarisには、ブレーキワイヤーとアウターケーブル、シフトケーブルとアウターケーブルがそれぞれセットになってますが、bd-1は折り畳みのために通常のロードバイクよりもワイヤーが長いため、同梱されていたワイヤー類では長さが足りずブレーキケーブルセットを買い足しました。
このブレーキケーブルセットは前後セットになっていますが、bd-1は前後とも1000mm以上必要なので短い方使えません。僕は2セット買いましたがバラで買った方が安いかも。
さらに必要だったもの
短かったのはブレーキだけではありませんでした。。。シフトアウターケーブルもClarisに付属していたものが絶妙に短く、ギリギリ届いたと思ったのですが、折り畳むときにパツパツになりました。あと10cm長ければよかったのに。
ということで、シフトアウターケーブルもアマゾンさんで購入しました。インナーケーブルはClarisに付属していたもので足りましたので、アウターケーブルだけでOKですよ。(ハンドルの高さや形状によっては届かないかも知れません)
サドルもバーテープと色を合わせてコーディネート
バーテープはお好みで選んでください。ブルックスが良かったのですが、少々お値段が張るので、ギザのバーテープ。サドルも色を合わせて選びました。お尻にやさしい柔らか仕様です。
ハンドルを仮組み
まずはハンドルを付け替えてみました。この状態で膝が当たるようならNGです。角度など自分のポジションに合わせて調整してみましょう。
折り畳めるかの確認
ハンドルがスポークの間に刺さるような感じになりますが、何とか折り畳めることが確認できました。一安心です。
STIレバーを取り付ける
Clarisには、ロードバイク1台分のケーブル類がセットされていますが、残念ながらbd-1には短くて使えません。
ゴムの部分をベロンとめくると六角ボルトが見えますので、これを緩めてハンドルに取り付けます。取付位置は自分のポジションに合わせてくださいね。
一番の難関はケーブルの取り回し
当初は、ハンドルを変えてもアウターケーブルはそのまま使えるだろうと思ってました。インナーケーブルだけ入れ替えれば済むと。。。しかし、実際は折り畳み機構ゆえにアウターケーブルの長さがかなりシビアでした。
一番困ったのは、シフトケーブルです。ドロップハンドルに内包しなければ(ハンドルに沿わせてバーテープで巻かなければ)既存のアウターケーブルで届きましたが、ハンドルに沿わせると絶妙に足りません。アウターケーブルをカットする前にハンドルに仮固定して慎重に長さを調節してください。
フロントブレーキが重い(固い)
bd-1のフロントブレーキのケーブルは折り畳み機構ゆえに曲がりくねってます。曲がりくねったケーブルは摩擦を発生させるのでケーブルが重くなります。これはフラットハンドルのときもそうだったのでドロップ化が直接の原因ではないのですが、ケーブルを短くしてしまったので、より鋭角に曲がってしまい、摩擦が増えたことと、ブラケットでは十分な握力を掛けられないことが少しずつ影響したようです。
BR-R353のブレーキシューが長い
BR-R353に付属しているブレーキシューは、MTB用なので18インチのbd-1に取り付けることを想定していません。18インチのホイルはRがキツイので、長いシューではタイヤに干渉したりするのでセッティングが難しいです。
昔は、カプレオ用の短いシューがあったそうですが、既に廃版になっているので手に入りません。
ドロップ化の完成
色々と想定外のこともありましたが、何とかドロップ化に成功しました。ハンドルのポジションはかなりいい感じです。折り畳みもSTIレバーが飛び出しますが許容範囲です。
見た目も自分好みになって大満足です。
スピード感は増したように感じますが、8速(Shimano CS-HG-50-I 8speed 11-30T)では少し足りませんね。カプレオの9-26Tを試してみたいですが、こちらも既に製造していないようです。とはいえ、手に入ったらまたレバー買い替えないとダメだし。これで良しとしよう。
8速で、9-30Tぐらいのスプロケないかなぁ。
折り畳んだ状態
この角度から見ると、すっきりしてる。
上から見ると、ブレーキ部分が飛び出してますね。
やっぱりブレーキはちょっと飛び出す。ぶつけないように気を付けなければ。
今回かかった費用
- ハンドル・・・5,845円
- ブレーキレバー・・・17,505円
- Vブレーキ(F)・・・3,266円
- Vブレーキ(R)・・・3,491円
- ブレーキケーブルセット・・・1,720円×2
- シフトケーブル・・・955円
- バーテープ・・・1,880円
- サドル・・・2,400円
合計:38,782円(税込)でした。うーん、まぁまぁかかりましたね。