ソロキャンプを始める前に買ったグループ用の大きめのクッカーセットで、ソロキャンプに使えるかを試してみた感想です。
(この記事は、2020年2月にblog.palette-works.comに記載したものを加筆修正したものです)
試してみたこと
僕がキャンプを始めたのは、約25年前でした。そのころは、ソロキャンプという文化はあまり一般的ではなく、キャンプといえば、夏にグループでするものという感じでした。
キャンプというよりも、当時お金が無かったので、外食せずにスーパーで買った肉を琵琶湖のほとりでクッカーで調理して仲間と食べるという生活の一部として活用していました。
そのため、当時の道具はそれぞれがちょっとデカいので、ソロキャンプに使えるかを試してみようという企画です。
道具のサイズ
今回使ったクッカーは直径20cm深さ10cmぐらいのものです。
当時はまだAmazonなどのネット通販がなかったので、LLBeanのカタログで注文した覚えがあります。
セットのクッカーは、鍋が3種類とフライパンになる蓋の構成ですが、蓋のフライパンは使い勝手が悪いので、別のフライパンを使っています。結局、一番大きな鍋と一番小さな鍋が活躍しますが、中ぐらいの鍋はほとんど使っていません(ただの容器として使っているだけですね)
用意したもの
- トランギアの合うコールストーブと燃料アルコール
- トークスのウッドストーブ(五徳として)
- お米1合
- 水200cc
- クッカー
- 吹きこぼれてもいいようにバット
ご飯の炊き方
作戦は以下の通りです。アルコールストーブの火力調整はせずに、20分間で自動消火するように燃料を調整して自動炊飯したいと思っています。
- お米を洗う
- クッカーにお米と水200ccを入れる
- 30分放置
- アルコールストーブに燃料を3分の1程度入れる(燃焼時間20分ぐらいを狙う)
- 30分放置したクッカーをアルコールストーブにかけて炊く
- 燃料が尽きるまで放置
- ストーブが消えたら、タオルに包んで10分間蒸らす
- できあがり!
やっぱりお米の量が少ない?
クッカーがデカいので、お米がうっすらですね。一般的にお米はたくさん炊く方がおいしいと言われているので、大きなクッカーで少量炊くのは不利だと思っていますが、この量は不安です。
トークスのウッドストーブを五徳として使う
トークスのウッドストーブは枝などを燃やす小さな焚火台?薪ストーブ?なんですが、分解して使うと五徳として利用することもできます。でも、直径が少し小さいので、このサイズのクッカーではバランスが悪いですね。
五徳が少し長いのでアルコールストーブとクッカーとの距離が遠いかな?と思いましたが、アルコールストーブの火力が思ったより強く、その点は問題なかったです。
炊けているかドキドキ
クッカーが大きいので、火にあたる面積が大きく火にかけてすぐに沸騰して吹きこぼれています。20分間炊き上げるつもりでしたが、15分ぐらいですでに炊けているような様子。。。でも、開けるか予定通り20分待つか、葛藤しながら20分経つのを待ちました。
アルコールストーブの燃料がまだ残っていて燃焼が続いていたのですが、20分経過した時点でストーブから降ろしてタオルを巻いて10分間蒸らしました。
昔の飯盒炊爨では、蒸らしの時にひっくり返して底をたたくと聞いていましたが、ひっくり返しただけにしておきました。
開けてみる
やっぱり、クッカーのサイズに対してお米の量が少ないですね。まわりにオコゲが出来ているのがわかります。
混ぜてみると、底の方は均等にいい感じのオコゲになっているのですが、全体的に少し硬くなっています。クッカーの空間が広いせいで圧力が十分にかからなかったのだろうと思います。
炊き立てご飯ですが、焼きおにぎりの食感でした。これはこれで美味しいのですが、炊飯としては失敗ですね。
感想
やっぱり、道具は調理する対象の量に合わせて選ぶ必要がありますね。炊飯に関しては「大は小を兼ねる」とは言い難いです。ソロキャンプでも良く朝分と合わせて炊いておくなど工夫はできると思いますが、やはり炊き立てが食べたいので、少ない量で美味しく炊ける道具が欲しくなりました。
いま流行ってるメスティンを試してみたいと思ってます(最初からそれが目的だった・・・)