キャンプの雰囲気作りに最適なオイルランタン(ハリケーンランタン)。燃料は、灯油やパラフィンオイルなど色々あります。一長一短がありますので選ぶときのポイントをご紹介します。
灯油の特徴
灯油は入手しやすく、価格も安いのでお手軽ですが、煤が多く、使っているうちに真っ黒になります。だんだんと煤がつくというより、1時間ぐらいで煤けてくる感じです。
煤は水洗いで簡単に落とせますので、自宅に帰ってから簡単なお手入れで綺麗になります。
灯油ですのでストーブと同じような独特の匂いがあります。キャンプで使う場合はあまり気にならないと思いますが、部屋の中で使う場合は、匂いのしないパラフィンオイルがおすすめです。
パラフィンオイル
パラフィンオイルは、蝋燭のロウと同じ素材でほとんど煤が出ないので非常に美しいことが特徴ですが、少々お値段が高いです。
匂いもほとんどないので、部屋で使う時には灯油よりもおすすめです。
無色のペットボトルに入っていますが、水と間違って飲まないようにご注意ください。
明るさは?
ランタンは芯の太さ長さによって明るさが変わります。燃料によって炎の明るさは体感できないレベルかと思いますが、パラフィンオイルの炎の方が白っぽくみえます(個人的な感想です)。しかし、灯油は煤が出ることでグローブ(ガラス部分)が煤けて徐々に暗くなります。
一方、パラフィンオイルはグローブがほとんど煤けないので明るさを保つことが出来ます。
パラフィンオイルと灯油は混ざっても大丈夫
それぞれの燃料が混ざっても問題ないので、灯油を使っていて煤が気になった場合はパラフィンオイルに変えることも出来ます。ただし、灯油の成分が多く残っている状態では煤が出ますので出来るだけ使い切ってから変える方が無難です。
逆にパラフィンオイルから灯油に変える場合は、パラフィンオイルが灯油に与える影響が少ないので気にする必要はありません。
使った後の燃料はどうすればいい
頻繁に使うのであればランタンの中に燃料が残っていても問題ありませんが、倒してしまうと漏れてしまうので、出来る限り使い切ることをおすすめします。
慣れてくると一回分の燃料の量がわかるので、明け方に自動的に消えるぐらいの量を調整して入れるようにしましょう。
ご注意
燃料に関わらず、オイルランタンを使う上で以下の点に注意してください。
- 芯を出しすぎると危険です。画像の様に黒煙が出るだけでなく、最悪の場合、火災になることも考えられます。キャンプ場などでは焚き火の匂いなどに紛れて黒煙が出ていることに気づかないかも知れません。ほんの少しだけ出すように調整してください。
- 使用中や使用後は高温になります。取手部分も熱くなっていますので火傷に注意してください。
- てっぺんの金具にぶら下げないでください。てっぺんの金具は、グローブを外すときに使いますので、ここに荷重がかかるとグローブが外れる恐れがあります。
詳しくは別の記事にてご紹介します。