「遠足は帰るまでが遠足」と言われてますが、キャンプは「帰って次のキャンプの準備を整えるまでがキャンプ」です。
焦げ付いたクッカーや煤のついたランタンはキャンプ場で綺麗にメンテナンスするのは難しいので、帰ってからゆっくりと片付けるのもいいと思います。
今回は、キャンプで汚れた道具のお手入れについてご紹介します。
汚れた道具たち
焚き火で使ったので、かなり煤がついていますね。ランタンは灯油を使ったのでグローブが真っ黒です。
焦げ付いたアルミクッカー
アルミ製品の焦げ付きは、酢とクエン酸を使うと落としやすくなります。アルミ製品に重曹を使うと変色してしまうので重曹は使えません。
焦げ付いている部分が浸かるぐらいの水を入れて、1リットルあたり大さじ2(30ml)を目安に酢を加えます。焦げ付きが酷い場合は、台所用の中性洗剤も大さじ2程度加えるとより効果的です。
火にかけて10分程度沸騰させたあと、1時間を目安にそのまま放置します。焦げが酷い場合は時間を調整してください。
その後、スポンジやナイロンたわしを使って焦げ付きを洗い流してください。頑固な焦げ付きは、スチールウールたわしを使ってもよいですが、傷つき易いので擦り過ぎにご注意ください。
煤けたグローブのお手入れ
ランタンのグローブは簡単に取り外すことができます。グローブは割れやすいので取り外しと取り付けのときは慎重に行ってください。
グローブについた煤は、水で洗い流せます。
焦げ付いたスキレット
鋳鉄のスキレットは、ヘラや金属タワシで力強く擦って焦げ付きを削り落としましょう。水洗いの後、中火にかけて水分を蒸発させた後、油を馴染ませて冷ましてください。
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お手入れ後
キャンプで使った道具は出来るだけ早くお手入れして、次のキャンプに備えましょう。鉄鍋はそのまま放置するとすぐに錆びてしまいます。どんどん億劫になってしまいますので、キャンプは帰ってお手入れするまでがキャンプと意識しておくと、次のキャンプが気持ちよく楽しめますよ。